たんぱく質 &アミノ酸
たんぱく質補助食品として、スピルリナには他の補助食品よりも際立った利点があります。健康維持に果たす重要な役割から、たんぱく質は生命の根幹であると言われています。
たんぱく質は、アミノ酸の鎖から成る複雑な分子であり、筋肉や骨を形成し修復する役割を果たすことが良く知られています。しかし、たんぱく質とそのアミノ酸には他にも、インスリンの分泌、免疫システムの再生、ミネラルの輸送や抗高血圧作用など多くの重要な役割があります。
たんぱく質は、22種類のアミノ酸で構成されています。そのうち9種類は体内で合成できない必須アミノ酸で、食事によって摂取しなければなりません。非必須アミノ酸も必要ですが、これは体内で合成することができます。非必須アミノ酸を合成するには、食品中の必須アミノ酸に加えて十分な量の窒素が必要です。
たんぱく質の質は、たんぱく質に含まれるアミノ酸の量によって決まります。身体の要求に近いたんぱく質ほど高品質です。スピルリナは全ての必須アミノ酸を含んでいることから、完全たんぱく質として知られています。つまり、動物性食品を消化する際のような消化器官への負荷なく、必要なたんぱく質摂取量を得られるのです。
スピルリナのたんぱく質は他のたんぱく質と違い、その85−95％が消化される、非常に消化に優れたたんぱく質です。スピルリナは、乾燥卵に次いで、どの市販の一般食料品よりも高い有効たんぱく質を含む補助食品です。
粘性のムコ多糖体から成るスピルリナには細胞壁にセルロースがないため、消化吸収に優れているのです。
スピルリナのアミノ酸は素早く吸収されて体内に運ばれます。
腸内の吸収不良や消化器疾患に苦しむ方々をはじめ多くの人々にとって、たんぱく質の消化率は重要です。特に、高齢者の多くは複合たんぱく質の消化が難しく、食事制限をされています。こうした方々にとって、スピルリナのたんぱく質は、必要な栄養を摂るための理想的な方法です。スピルリナは、腸内吸収能力がうまく働かず、栄養不良に悩む人々にとって効果的な補助食品です。また、ミルクの乳酸は吸収されにくいので、栄養失調の子供達には粉ミルクよりもスピルリナを与える方が効果的です。
さらにスピルリナは、豆類の植物性たんぱく質を補完して、アミノ酸の質を高めるのです。
